『百年法』

永遠の命を得る事が出来た世界。
『HAVI』という処置を受けると
その時の肉体を保つ事が出来るようになる。
２０歳を過ぎればその処置を受ける権利を得られ
ほとんどの人が永遠の命を得る。
でもそれは人口を爆発的に増加させ
老人のいない世界を作る。
そして、家族制度も崩壊し個人主義の世界となる。

すごく突飛な発想だけど人間にとって
不老不死は永遠のテーマなのかもしれない。
でも、いざホントに手に入れたら世界は終わるんだと思う。
限りある命だからこそ
未来を思うし命をつなごうとするんだと思う。
それが生きるという事なんだと思う。
今の日本にも命を懸けてやらなくちゃいけないことがあるのかもね。
私達も頑張らなくちゃいけないね＾＾
ちょっと真摯な気持ちになります。

これはすごく良い本です。
V６の岡田君も推薦してましたけど
若い人にも私達世代にも
そして偉い人にも読んでもらいたいです。

星は５つです。

『史上最強の大臣』

前作『史上最強の内閣』の続編。
続編もかなり痛快です。
今回は教育問題を絡めながら
今の大臣や政治家の皆さんへの提言とでもいいますか・・・
とにかく命がけでやってくれ！ということなんじゃないかと＾＾；
違うかなぁ・・・。
そして、私達国民もマスコミに踊らされるなと。
政治なんてすぐに結果がでることばかりじゃないんだよね。
マスコミに踊らされて批判ばかりもどうかと思った。
まぁ・・・そんな悠長なこと言ってる場合じゃないんだけどさ＾＾；
だけど教育に関わる人には是非読んで欲しい。
とくにお偉いさん。
ゆとり教育はやっぱり良くなかったよね。
大事な事が書いてあると思う。
読んでみて下さい。
命がけで政治に取り組む本物の大臣を見れるから。
もちろん危険なお隣の国の話も出てますよ。
これは物語ではあるけれども
気持ちはお兄ちゃん頑張れ！です。

『船を編む』

娘に勧められて読みました。
すごく面白かったです。
適材適所って大事だなぁ〜と思います。
マジメさんは名前のごとく真面目一筋。
ものすごく一直線で
人とのかかわりに少し不安を感じていはいるものの
人の意見の聞ける柔軟性もあり
辞書作りにはぴったりの人材。
そんなマジメさんを支える人達。
私は根気強くないので辞書作りなんてとても無理
ですが〜・・・正直、お仲間に入れてもらいたい＾＾；
と思ってしまった程、マジメさんと仕事したいと思いました。
そんなマジメさん、カグヤさんと出会えたのも正に適材適所です
カグヤさんじゃなきゃマジメさんの良さには
気づいてあげられないと思うしね・・・＾＾；
この二人の関係もステキです。
とにかく読んでて気持ちが良い小説です。

『ソロモンの偽証』

今年の元旦は本を読んで過ごしました。
それで・・・やっと読み終わりました。

三巻の中盤から核心に迫る場面は
何があっても途中で読むのを止める事が出来ないくらい
彼らの裁判は素晴らしかったですし
陪審員の出した判決は
誰もが納得出来る判決だったと思う。
本当に立派な裁判だった。

読み終わった後のメッセージは・・・
４０代の私にも生きる勇気を与えてくれました。
生きていればやり直せる。
そんな勇気をくれました。

とにかく読んで欲しい。
１０代・・・中学生にも読んで欲しいし
私達世代にも読んで欲しい。
中学生を子供だと思ってはダメだね。
彼らの世界はもっと深い。
そんな子供達を応援したくなる。

これはオススメの本です。
まずは読んでみて下さい。

『ソロモンの偽証 〜第一部〜』

まだまだ第一部ですけど・・・読み終わりました。
ウチの娘も中学２年生なんで
登場する子供達と同じ年なんです。
子供だと思ってはだめですね。
きっと彼女も毎日めいっぱいいろんな事を考えて
私が想像するよりもっときっと大人なんだと思いました。
人生経験がないだけで・・・。
でも、コレを読んでると家庭環境って大事だなぁと
つくづく思います。
あぁ〜・・・反省すべき所がたくさんある
・・・・・・・さてストーリーですけど
中学２年生の男子の自殺を巡る話。
自殺した男子の家族問題。
その男子が通っていた学校にいた不良生徒の問題。
学校の先生の問題。
そして、突然届いた自殺ではなく殺人だという告発状。
それを暴いたマスコミ。
私は読者なので全てを知ったうえで読み進んでるので
ねじれた部分も誤解の部分もすべてわかってるんだけど
でも、マスコミで表面上しか報道されてなかったり
取材者の偏見が入ってたりすると
真実は見えないものだなぁ〜・・・と。
私達は事件とかは報道でしか知り得ない事ばかりだけど
でも全てを鵜呑みにするって本当に怖い事だと思う。
何が正しくて過ちかは自分で知るしかないのかもしれない。
第２部ではその真実を知るために
自殺した同級生の子供達が
自分達の手で裁判を開こうと計画していくらしい。
とにかく目が離せないです。

それにしても・・・３冊ともかなりの厚さです。
寝転んで読むと腕の筋トレになりそうです

『途中の一歩』

雫井脩介さんの上下刊の本です。
面白いです。
３０代の独身の男女の婚活の話。
主役は漫画家の男性だと思うけど・・・
仕事に貪欲で真面目。
少しぶっきらぼうだけど心根は優しい。
完璧じゃないですか！
私はこの漫画家さん好きです。
やっぱり年を経ていろんな経験をしているから
優しさがにじみ出るんだよね＾＾
この人の周りの独身の人達が
最終的に誰を選ぶかってところです。
その過程が面白い。
何事も一歩を踏み出さないと何も始まらないってことです。
それが歳をとっての一歩なら『途中の一歩』ってこと。
私だってまだまだ途中の一歩を踏み出せるってことです。
頑張ろう！って前向きな気持ちになれる一冊です。

てことで・・・
今日、また新しいエクササイズに出ました＾＾
こちらも頑張ろう＾＾楽しかったから！！！

トッカン

ドラマを見てからの小説。
でも全く違和感無し。
鏡は北村有起哉そのままだし
グーコもそのままでした。
脱税ってモチロンいけないことだけど
でも、それぞれがいろんな事情を抱えてるのも事実。
お金があって脱税している人からは搾り取って欲しいけど
無くて生きていくのも大変な人達にこそ
私達から取っていった税金を使うべきだと思う。
国会の先生方読んでくれ〜。
阿部サン、今度はがんばってくれ〜＾＾；