「わたしを離さないで」

正直あまり面白くはなかった。
クローン人間を誕生させて
そのクローン人間は生まれた時から運命は決められている。
病気になった人に体を移植するためにこの世に生まれた。
・・・この設定がまずあっての話です。
だからみんなその運命を全うするために生きていく。
でも、クローン人間不だって心がある。
だから葛藤がある。
まぁ、一般の人は知らない話みたいですけど。
すごく暗いし全く希望もない話です。
なので見ていて本当に辛かったし
面白くもなかった。
でも、最後、みんながいなくなって恭子が自殺しようとしたけれでも
結局できずに生きて自分の人生を全うする道を選ぶ。
そんな最後は・・・ちょっと感動してしまった。
人はいつかみんな死んでいく。
でも何かの目的のために生きて
そして必ず誰かの役に立って死んでいく人っているだろうか？
もちろん本人が人生を謳歌して満足して死んでいく人はいるだろうけど
自分の命を誰かにつないで死んでいく人っている？
もちろん子供に命をツナでいくっていうのは人類の当然ですけど
でも自分の命を削ってつないでいくんです。
そんな使命を背負って生きていく人たちが
自分が生きていた証を嫌が応にも残して死んでいくのは
ある意味今の社会では意義あることなのかもしれない・・・。
もちろんクローン人間がそんな運命を背負うなんて
あってはならないことなんだけど
でもただただ生きるためだけに生きている人。
そんな人にとっては目指すべき人たちがクローン人間なのかもしれない。
いや、自分の命を犠牲にするということでなく
自分の生きる目的を少しでも考えることが必要なのではないか
・・・ちょっとそんなことを考えてしまいました。
最後の最後に見続けてよかったと思いました。
星は・・・３つです。