嫌われ松子の一生

「デイジー」で泣かなかった私が「松子」で泣いてしまいました

病気持ちで体の弱い妹を持つ松子は、お父さんが妹にばかり関心を寄せ
気遣うことにずっと寂しさを感じていました。
なので、お父さんに嫌われたくないいっしんで、お父さんが望む学校を出て
お父さんの望む学校の先生になります。
でも、先生になったところでお父さんの関心はやっぱり妹に注がれているのです。
で、ある事件を発端に学校を辞め、家を出ます。それからは
いろんな事をやっては男性と出会いやっぱり裏切られ・・・
の繰り返し・・・という人生・・・。

最初のうちはミュージカル仕立てで歌ったり踊ったり楽しく
コメディーっぽいところもあったりしたので笑ったりできたのですが
途中からはもう笑えませんでした。
あぁ、こんなに切ない人生って・・・。
「生まれてきて、すいません。」
と言ってしまう人生って・・・。
みんな松子のことを愛していなっかった訳ではないのに
ほんの少しのすれ違いが松子を孤独にしてしまうのです。
彼女はただ「ただいま」と言ったら
「おかえり」と迎えてくれるだけでよかったのに・・・。
それが叶えられたのは・・・・。
最後は映画館で見てください。

主演の中谷美紀、良かったです！顔がきれいなだけに
見ていて醜くなかったですよ。直視できました。
出ている人もたくさんの有名人がでていてビックリです。
しかもチョイ役でしっかり見てなきゃわからないほど！

私、人とちょっと泣けるツボがちがうようで
今日、映画館で泣いていたのは私だけだったようですが・・・
でも、サイケな色調でＢＧＭが明るいだけに尚更切なく哀しく感じました。
私はオススメします