「片想い」

東野圭吾原作のWOWOWの連ドラ。
ジェンダーを題材にしたなかなか難しいドラマでした。
マツコやミッツやIKKOさんの頑張りで
市民権を得た性同一障害の皆さんであっても
やっぱり体と心が違うっていうのは
生きにくい世の中であり
理解もされにくい世の中なんだろうなぁ。
男性の心を持ちながら体は女性で
自分の心を自分自身に否定される気持ちはわからない。
それでも、そのことで悩む人たちが確かにいるということ
そして、そのことをみんなが知ることができることは
こういうドラマを作ることの意義になると思う。
それでも、「性分化疾患」という病気は知りませんでした。
女性として生きていたのに染色体はXXではなくXYだった。
・・・それって性同一性障害の人とはまた違うってことだよね？
気持ちも体も女性だけど染色体は男性。
なんだか複雑すぎてよくわからないけれども
それが一番かわいそうな気もするけれど・・・
それでもそんな運命を受け入れて生きていかなくちゃいけない。
本当に考えるべきことが沢山ある物語でした。
市民権を得たと言ってもそれはほんの一握りの人たちで
生きていくには他人の戸籍を手に入れたい人たちもいるってこと。
悲しい現実なのかもしれません。